samba 3.5 をインストールした その2

インストールについては、その1を見てください。

今回の実際のフォルダ構成と、設定ファイルを忘備録的に載せておきます。

sambaで構築して共有フォルダにアクセスするのは、Windows XP、Vista、7 32bit、7 64bit、Mac OSXの各バージョンのPC。

アカウントについては、IDが、user1~で、グループは全部publicと同じにしておく。

フォルダ構成は、下記のとおり。

/home/public2 # 共有フォルダのルート。

+– public # みんなで、読み書きするフォルダ。

+– user1 # user1用のフォルダ、user1のみ、読み書きできて、他のユーザーは、読むだけできる。

+– user2 # user2用のフォルダ、user2のみ、読み書きできて、他のユーザーは、読むだけできる。

/home/public2 は、パーミッション750。所有者はrootでグループは、public。
/home/public2/public は、パーミッション770。所有者はrootでグループは、public。
/home/public2/user1 は、パーミッション750。所有者はuser1でグループは、public。

のような形で権限を付与しておく。

smb.conf のファイル内容は下記のとおり

[global]
workgroup = WORKGROUP
server string = public Samba Second
netbios name = smb2
hosts allow = 127. 192.168.1.
unix extensions = no
log file = /var/log/samba/log.%m
max log size = 50
security = user
passdb backend = tdbsam
load printers = no
disable spoolss = yes
show add printer wizard = No
dns proxy = No
ldap ssl = no
unix charset = UTF-8
display charset = UTF-8
dos charset = CP932
[public2]
comment = public Share Space2
path = /home/public
public = yes
writable = yes
write list = +public
valid users = +public
inherit permissions = yes

MacとWindowsが混在してアクセスする場合、unix extensions はnoにしておかないと、Macで保存したファイルのパーミッションが、inherit permissions、create mask、force create mode などを軽く無視して、644とかになるファイルが出てくる。無視するファイルはMacのシステムファイルがくっついたファイルみたい。

veto files = /.DS_Store/.??*/
delete veto files = yes

を指定すると、Macのシステムファイルの.DS_Storeと.で始まる2文字以上のファイルを表示しないようにできます。
delete veto files は、フォルダ削除に一緒に消すかどうからしいです。
指定すると確かに、ファイルは見えなくなりますが、 マッチの処理で処理が多少重いようで、反応が悪くなります。
Windowsからは特に問題ありませんでしたが、今回のサーバーのスペックが低いせいか、Macからだとファイルが使用中でコピーできないというエラーが頻発したので、最終的にはコメントアウトしました。どうせ隠しファイルなので、Windowsの初期設定だと見えないしね。

Macで共有フォルダへのエイリアスを作成する場合は、フォルダ名が同じエイリアスはうまく作れないようです。
最初はpublicというフォルダ名にしていたのですが、publicはすでに稼働中だったので、public2にしました。

今回のようなフォルダ構成にする場合は、 create mask、directory maskを設定すると各ユーザー用スペースも同じパーミッションになってしまうので向いていない。inherit permissionsを使うのが正解。

dns proxy、ldap sslは、必要かどうか検証していない。とりあえず前設定してたので、そのまま使った。

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